ベルガモットは、ミカン科の果実。レモンとライムの交配種と言われています。
果肉は食べるのに苦くて酸っぱいため、昔から食用としては流通していません。
実は、紅茶のアールグレイの香りづけや、最古の香水といわれる「ケルンの水」の原料としても使われてきたのです。
ベルガモットの香りは、さっぱりとした中にも甘みがあって上品。柑橘系の中でも人気の高い精油です。
主な作用として、不安・緊張をやわらげ、明るくおだやかな気持ちにさせてくれます。
また、消化を助けて食欲を増進させてくれたり、気管支系の痛みを鎮めてくれたりする作用も。
ベルガモットは用途が広いうえに、ほとんどの精油とも相性がいいのが持ち味です。1本持っておくと便利ですよ。
基本情報
香りの系統 | 柑橘(シトラス)系 |
採油部位 | 果皮 |
採油方法 | 圧搾法 |
作用 | うっ滞除去、血圧降下、消化促進、鎮痙、鎮静、鎮痛 |
おもな成分 | リモネン、β-ピネン、γ-テルピネン、酢酸リナリル、リナロール、ベルガプテン、ベルガモテン |
揮発度 | トップ~ミドルノート |
禁忌(使用上の注意) | 光毒性があるため、使用直後に紫外線に当たることは避ける。妊娠初期・分娩前後の使用は控える。妊娠後期、授乳期間中は半分の濃度で使用。 |
相性のいい精油 | イランイラン、カモミール、サイプレス、ジャスミン、ジュニパーベリー、ゼラニウム、パチュリ、マージョラム・スイート、ユーカリ、ラベンダー、レモン |
ライター:ちびわん