「アロマテラピー」という言葉が生まれるきっかけとなった精油です。
20世紀初頭、ルネ・モーリス・ガットフォゼが、「ラベンダーの精油をやけどの手当てに使うと傷の治りが早かった」と発表し、注目されるようになりました。
紫の花が特徴的なラベンダーは、やわらかい花の香りとハーブのさわやかさが絶妙なバランス。おだやかで安心感のある香りです。
ラベンダーにはすぐれた鎮静作用があり、不眠や抗うつ、血圧降下や鎮痛に用いられます。
また、消毒・抗炎症作用もあるので、感染症や虫刺されにも活用できますよ。
ラベンダーには多くの品種がありますが、その中でも「真正ラベンダー」は精油の代表格。まずは基本の1本として揃えてみてはいかがでしょう。
基本情報
香りの系統 | フローラル系 |
採油部位 | 花と葉 |
採油方法 | 水蒸気蒸留法 |
作用 | 強壮、血圧降下、抗うつ、抗炎症、殺菌、鎮痙、鎮静、瘢痕形成、皮膚組織再生 |
おもな成分 | リナロール、ボルネオール、αーテルピネオール、酢酸リナリル、酢酸ラバンデュリル、1,8シネオール、カリオフィレン、ラパンジュノール |
揮発度 | トップノート~ミドルノート |
禁忌(使用上の注意) | 妊娠中・授乳中は使用を避ける。低血圧の人は眠気、だるさを引き起こす可能性あり。 |
相性のいい精油 | オレンジ・スイート、カモミール、クラリセージ、ジャスミン、ゼラニウム、レモン、ローズマリー |
ライター:ちびわん